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2022.7.6

300年余り愛される大分県民のソウルフード

300年余り愛される大分県民のソウルフード

大分市吉野地区発祥の「吉野鶏めし」。猟師が客人をもてなすために鶏の肉で作った料理がはじまりと言われています。そして、地域で代々受け継がれてきた鶏めしは素朴だけれど、やさしい味。

広く県民に愛される郷土料理です。

あのグルメ漫画「美味しんぼ」にも掲載され、大分県だけでなく全国にその名と美味しさが広がりつつあります。

 

鶏めしは本来、親鶏を使用しており、しっかりした歯ごたえと噛むほどに出てくる旨味が特徴です。鶏めしの基本の具材は「鶏肉」と「ごぼう」だけ。味付けも砂糖と醤油と酒のみで非常にシンプル、鶏とごぼうの風味と甘辛い味付で老若男女みんなが好む「最強のご当地グルメ」と言えるのではないでしょうか。

 

そして作り方もシンプル。小さめに切った鶏肉とささがきにしたごぼうを砂糖、醤油、酒で煮て、煮詰めていき、炊いたご飯と混ぜ合わせ蒸らし、全体に色がついて馴染んだら完成です。

いつでも気軽にすぐ食べたい!そんな方には「吉野鶏めしの素」がおすすめです!

2合用、3合用とあり、炊いたご飯に混ぜるだけ!いつでも本場の味を楽しむ事ができます。

 

そして、吉野鶏めしは冷めても更に美味しさUP!炊き立てにも引けをとらない美味しさはお弁当にもぴったり。味がしっかりしているのでおかずがなくても物足りなさを感じません。

ここまでは大分県の「吉野鶏めし」についてお話ししてきましたが、全国には他にもご当地「とりめし」があるのをご存知ですか?

 

・北海道 美唄 中村のとりめし

明治時代から100年近く受け継がれている郷土料理

鶏肉の他に鶏の内臓など一羽を余すことなく使用し具材の煮汁とご飯を一緒に炊き込んだ一品

 

・愛知県 高浜とりめし

こちらも明治時代、卵を産まなくなった成鶏(廃鶏)を食べる為の料理として誕生した様です。硬い肉を細かく切って具材をご飯に混ぜ合わせて作ります。

 

・岡山県 とりめし

こちらは炊き込みや混ぜ込むのではなく、スライスした唐揚げをご飯に乗せたとりめしです。

 

・鹿児島県 奄美 鶏飯(けいはん)

丼や炊き込みが多いイメージですが、鶏飯(けいはん)は茶漬けの様にだし汁をかけて食べるスタイルです。

ささみ、錦糸卵、しいたけ、薬味などをのせて最後にだし汁を回しかけます。

さっぱりと、でもしっかりとうまみも感じる暑い土地ならではの一品です。

 

 

全国各地、その土地ごとの風土や文化によってさまざまな「とりめし」がありますね。

歴史も味も奥が深く、味わい豊かなご当地とりめし。本場で味わうもよし、自宅で作るのもよし、皆さんのご家庭でも是非各地の「とりめし」を楽しんでみてはいかがですか?

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